観察会
(コース)
晩秋の森四季美コース観察会(時間内に終了する為コース変更) (大沢コース~大沢池畔~桂コース 約4.3km)
開催日時
2021年10月17日(日) 9時30分~12時30分
天候
観察会実施時 くもり時々小雨 10℃
参加者数
一般参加者11名 グループ編成 4班
ボランティア・レンジャー 10名(下見12名)
観察記録
草本
〔開花〕エゾノコンギク、エゾトリカブト、ヒメジョオン、ユウゼンギクなど
〔果実〕イヌタデ、ハナタデ、エゾトリカブト、エゾノコンギク、オオウバユリ、オニシモツケ、キンミズヒキ、サラシナショウマ、セイタカアワダチソウ、チゴユリ、ノブキ、マムシグサ、ミゾソバ、ミミコウモリ、ムカゴイラクサ、ミズヒキ、ホウチャクソウ、メナモミ、クサレダマ、エゾシロネ、コシロネ、ヒメシロネ、ノッポロガンクビソウ、ミヤマヤブタバコ、ヨブスマソウ、ミツバ、ウマノミツバ、ツチアケビなど
木本
〔冬芽〕オオカメノキ、キタコブシ、ホオノキ
シダ
オシダ、ジュウモンジシダ、サカゲイノデ、ミゾシダ、リョウメンシダ、イヌガンソク
茸
*特に触れませんでした。
鳥
コガモ、カイツブリ、マガモ、キンクロハジロ、コゲラ、ハシブトガラなど
感想など
1. 下見「エゾユズリハコース~四季美コース、カツラコース約5.6km」は、それなりに長いコースであり、ガイドしながら余裕をもって3時間で回るのは難しいことがわかりました。観察会当日は、大沢コース~大沢園地~大沢の池往復~桂コースに変更しました。気温も低く雨風の予想もありましたので、安全も考慮しました。下見会と観察会のコースが違うので、観察記録は主に観察会当日に見た植物や野鳥(鳴声)等を記載しました。
2. 感染予防対策に関しては、受付時の手消毒、検温を実施。事前に受付番号を振った「観察会参加者カード」を配り、氏名や住所、連絡先と体調等を各自記入。グループ分けは、この順番で決めて三密を避けることにしました。
円山登山観察会
(登り八十八ヵ所コース、下山動物園コース)
令和4年1月9日(日): 10:00~12:30
下見時 (1月8日(土))晴れ時々小雪
観察会実施時 1月9日(日)晴れ、山頂気温 +3℃
一般参加者:1名 グループ編成なし
ボランティア・レンジャー:6名(下見5名)
〔開花〕
〔蕾〕
〔果実〕
「冬芽など]
アサダ、アサダ(実)、イワガラミ、オオバボダイジュ、オニグルミ、カツラ、コブシ、シウリザクラ、ツルアジサイ、 ホオノキ、ノリウツギ、ミズナラ等々
ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ等のカラ類
* 鳴き声も含みます。
動物・昆虫
など
動物:エゾリス、キタキツネ、クマゲラの食痕、アカネズミなどの足跡、虫こぶ:ミズナラメコガタニセハナフシ
1. 下見時、観察会当日ともに天候に恵まれ無事終了することが出来ました。コロナ渦の中での観察会であり、一般参加者が1名のみの寂しい観察会でした。冬芽の資料などを準備したが、今回は雪道の登山でもあり個別資料を配布せずに、冬芽や動物の足跡等の説明を最小限にした。
2. 大都会札幌に緑豊かな円山が残された山の歴史や自然が保護されてきた経緯等解説しながら安全に登下山することにした。
3.今回の円山登山観察会は、北海道でも新型コロナが発生し、国や道等では感染対策を万全な行動の要請をしている中でありましたので,北海道ボランティ・レンジャー協議会の作成した「観察会等のコロナウイルス感染防止マニュアル」に基づき実施しました。(新谷)
(コース)
森の中で春をさがそう
(エゾユズリハ コース)
令和4年3月27日(日): 9:50~11:00
晴れ
一般参加者:30名 グループ編成: 9班
ボランティア・レンジャー:10名(下見14名)
・ヤナギの仲間は花穂がネコ状態
・エゾニワトコは芽が膨らんでいた
・エゾイタヤの折れた枝から樹液がしたたり落ちていた。冬芽の動きは分からなかったが、エゾイタヤは完全に目覚めているな
・シラカンバの雄の花穂は例年より成長が遅れていた
・根開けがイッパイ
・ザラメ雪を手で触れて感じたこと等
キジバト・シジュウカラ・ゴジュウカラ・キバシリ
・雪が沢山残っていた。それが踏み台の役割をした。冬芽の観察がしやすかった。
・雪に埋もれていた落枝、葉、花がらなどが、雪解けにより姿を現した。そのことが観察会の内容を豊かにした。
<例えば>
1 ヤドリギ~果実の粘りを手で確かめられた。二叉交枝を手で触れて確かめられたり成長してきた年数も確かめられた。
2 アサダ、カツラなどの落枝。
3 雪によって枝がしなっているところでは、手で引き寄せて見られた。
・鹿が木の皮をはいで食べた痕跡には参加者みんなが驚いた。鹿の食害を実感した。
・植林したシラカンバの中にポツリポツリとトドマツの幼木あり。自然状態の中で実生したものであろう。と言うことは、植生の遷移が進行している現象とも考えられるな。そんな会話があった。